メーラーとしてのOutlookとXobni

Outlookってみんな使ってるの?

僕のようにパソコンを本格的に触り始めた頃にはHot MailやYahoo Mailがあった世代(GMailはまだプライベートだったかな)は、Outlookのようなクライアントアプリとして動作するメーラーよりもWebメールをよく使う。弊社もGoogle Appsを使用しているので基本はGMailを使っているが、社員の半分ぐらいはそれをOutlookに同期しているようだ。
弊社のサービスはまだメーラー連携と呼ばれる機能は無く、せいぜい顧客データのメールアドレスからブラウザ規定のメーラーを立ち上げ、顧客情報をあらかじめ入力してあげる(要はmailtoに引数渡す)だけの機能しか無い。
それでも各メーラー文字コードの違いがあるので、ユーザーには使用しているメーラーの種類を設定してもらっている。(いつか書くかもしれないが、文字コードに関してはLotus Notesが本当に困った子だ。)
よって、世間的なシェアはわからないが、うちのサービス内でのシェアは一目瞭然である。まあ、世間的にもそう変わらないのだろうけど、Outlookが9割だ(ちなみに対象はOutlook, Lotas Notes, Thunderbird, GMail)。ただ、残念ながらバージョン情報までは取れていない。

メーラーと連携したいよね

実際問題メーラー連携というのは必要で、弊社のサービスではメールを送ったという履歴を残せていないのが現状だ(実際はサービス経由でメーラーを起動したというログは残るが、普通にメーラーから返信とかしたら当然残らない)。加えて、顧客にしても、せっかく顧客管理をしているのに、いざメールを送る時にはメーラーを立ち上げてごにょごにょってのはメンドクサイ、かもしれない。

Webメーラーを作る?

というのも一つの選択肢だろう。実際弊社のサービスではメールの一括配信機能は提供しているので、すでにメールを送信するインターフェースは備わっている。ただ、受信するインターフェースは無い。
まあ、そんなものは作ってしまえばいいのだが、顧客としてそれは嬉しいのだろうか?弊社のサービスでメールの送受信まで完結する、その世界観は顧客が望むものなのか。まあ、その結論を出すのは開発じゃないから保留。

やっぱりOutlookと連携したいよね

まあ、Outlookに限定するわけでは無いが、クライアントのメーラーと連携すれば顧客は楽なんじゃないかなと思う。何だったらメーラーの中で完結してしまう世界だって一つの手だと僕は思ってしまったりする。会社のメーラーなんて顧客のメールアドレスが大半だし、顧客か自社の社員とのやり取りがほとんどだろう。なんだったらアドレス帳を弊社のサービスと同期させちゃってもいいんじゃない?とここまで言ってヤリ過ぎの気もしてきたし、正直それにインパクトがあるのかかなり不安だ。なぜならそんな要望を聞いた事が無いから。。

Xobni

Outlookのアドインとして有名なものにXobniというものがある。Outlookで弱かった検索機能の強化や、各ソーシャルサービスとの連携、添付ファイルの一覧などなど機能満載。なによりインターフェースがクールだ。
TechCrunchでも度々紹介されているが、それ以外だと以下の記事が紹介として役に立つかもしれない。

まあ、とにかく早くてスマートでクールだと紹介されている。.NETアプリケーションだと言及されている点も興味深い。僕はてっきりアンマネージコードで作っているのかと思っていた。

要は機能縮小版のXobniを作ればいい

Xobni自体は7M$も調達できるほどの画期的な製品だが、僕らが欲しいのは弊社のサービスに特化したものだ。全てのソーシャルサービスと連携できる必要も、がりがりデータマイニングする気も直近では無い。要はAPIを呼び出して、+αの情報を表示できればいいのだ。
だが、このUXは参考にしたい。優れたUXはそれだけでユーザーの労力を軽減する。
そんな訳で、日曜プログラミングの新しい課題はXobniみたいなOutlookアドインを作るになった。それだけ。